flamboyant

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2011年9月30日金曜日

C'est la vie

一ヶ月、ブログをお休みしてしまった~
8月も忙しかったけど、9月はそれに輪をかけて忙しかったような気がする。。。


まずは私の活動。先月くらいまでは暗闇の中をさまよっていたところから、今、少しの光が見えてくるところにやってきましたよ。
ヨガ教室を始めてから、いろいろな人に私の存在と活動を知ってもらうことができたのだけど、これからはその人たちと協力しながら、何かしらのアクションが起こせそうです。
とくに音楽やってる人とか、演劇やってる人とか、ダンスやってる人とか、カオラックのアーティスト達との出会いは大きい。
ダンスをやっている友達は、ヨガにも興味を持ってて、セネガルダンスとヨガのコラボレーションで新しいダンスが出来るんじゃないかと。
う~ん、面白そうだ。いろんな方法でヨガを楽しんで、いろんな人にヨガを知ってもらえたら嬉しいな。
そして本来の任務に関しては、10月から地域に出向いてのアウトリーチ活動を行う予定で、私の所属する施設やサービスの内容を宣伝して廻りつつ、地域住民とのコミュニケーションを図りつつ、人と人とのつながりを広げていけるようにやっていきたいと思ってます。


そして忙しかった理由その2。毎週のように、我が家には他任地隊員の訪問があり、月半ばには日本の文化を紹介するという日本祭りを行い、つい先日はカオラックで共に過ごした仲間が二人、2年間の任期を終えて日本に帰国したのであります。隊員が帰国するときは、毎回、お別れパーティーみたいなものを行うのですが、カオラックでの内輪パーティーのあと、ダカールでのパーティにも参加してきました~。任期を終えて帰国する隊員の顔は、晴れ晴れとしていて、ホントみんないい表情してたなあ。

けーじぇー、あーさ、カオラックでの楽しい時間をありがとう。日本でもがんばってね~!!

と、かなり長い前置きのあとの、今日のタイトル C'est la vie
「それが人生さ~」というような意味なんだけど。

先日ダカールに行ったときに乗ったタクシーでの出来事。

セネガルの男性は、すぐに「俺と結婚しろ~」とか「あいしてるぜ~」みたいなことを初対面でも言うし、しかも、しつこい。
適当にあしらおうとしても、なかなか引かない。
この日もタクシーのお兄ちゃんが、そんなような感じだったので、面倒くさいなあと思いつつ適当にかわしていたら、そのお兄ちゃんが「セネガルでは何でも交渉なんだ。仕事も、恋愛も、買い物だってそうだろ~?」だって。そして、そこからの「C'est la vie」発言。

確かに。セネガルで生活していると、タクシーに乗ったり、買い物するときなんかは、ほとんどと言っていいほど値段交渉が必要なのね。私達は外人なので、いつも割高の料金を請求されるけど、お互いに押したり引いたりしながら、時に相手の名前をたずねて「アブライ~、あなた私の友達よね~」なんて言うと、だいたい値段は落ちる。
向こうも「そうだな、俺達、友達だよな~。明日もまた買いに来いよ!!」という具合で、最後はお互いに「ありがと~」と言って別れる。

日本では、買い物で交渉するなんてことは、まずないな。
定価があるし、それに対して、だれも文句は言わないから、買い物がスムーズといえばスムーズだけどさ。
売り手と買い手という関係性以外のものは、そこからは生まれない。

そして、このタクシー。渋滞の中でエンストして動かなくなっちゃったので、近くのガソリンスタンドで修理をすることに。
車に客を乗せたまま、ガソリンスタンドで修理とは。。。まあ急いでもどうせ渋滞だしと思って、そのまま車の中に残っていたら、タクシーのお兄ちゃんが「時間かかってしまってごめんよ~」と、声をかけてくれました。
最終的には子ども6人くらいで車を後ろから押し、ようやく出発することが出来たのだけど、ここでも一言。
「C'est la vie」

そうだよね~、人生、自分の思うようにはいかないもんさ。
「C'est la vie」・・・。

今回の出来事で分かったことは、セネガル人は交渉が好きだということ。
そして、どんな状況におかれても、それを受け止め逆らおうとしない。
でもこれって、大切なことだと思うんだよね。
こんなセネガル人とは、意見をいいあったり、お互いの気持ちを伝えあったり、押したり引いたりするのがいい。

今日のラストはタクシーを押してくれた子ども達の写真で~す。