というのも、12月1日の世界エイズデーにイベントを開催しようと、企画・準備を始めたとたん、これまで仕事もなく暇にしていたのが一気に忙しくなり、そのうえパソコンは壊れるわ、何かと用事がふえるわ、などなど、この2ヶ月くらい猛ダッシュで駆け抜けていきました。
ようやく時間もできたので、この間にあった出来事を、少しずつ紹介していきたいと思います。
というわけで、まずはセネガルに来て一番の大仕事、世界エイズデーのイベントから。
Journée Mondial de Lutte Contre le SIDA
フランス語で書くとこうなります。
イベントの内容としては、
1.高校生を対象に、レッドリボンのポスター作成とHIV/AIDS予防に関する講義
2.予防啓発の演劇とダンス
3.出張HIV抗体検査
1は地域の高校の協力を得て、学校に出向き行いました。
HIV/AIDSに関する講義のあと、みんなにレッドリボンとそれぞれのメッセージを書いたポスターを
作ってもらったのですが、なかなか上手くできあがりましたよ。
メッセージは「STOP AIDS!」とか「検査を受けよう!」とかいうのが多かったけど、子ども達がHIV/AIDSについて考える機会がもてたことは、感染を予防するための行動変容のきっかけ作りになたのではないかと思います。
できあがったポスターをつなぎ合わせて、民家の壁に掲示させてもらいました。
こちらのポスターは、同居のゆいが小学校で子どもと一緒に作成してくれたもの。
エイズデーに向けて、ポスターを持って子どもと一緒に地域を歩き、宣伝してくれました~
これも、ステキな仕上がり具合。
そして演劇とダンス。
セネガル人は、とにかくダンスが好き。演劇も大好き。
これをやっていると、どこからともなく人が集まる集まる。
中央に立っている女性は、私の職場にあるネットカフェで働いています。クイズの司会進行をしてくれました。
そして最後は出張HIV抗体検査。
2箇所で行い、合計240名ほどの住民が受検。うち3名が陽性と分かり、そのご医療機関に紹介しました。
セネガルでは感染率は0.9%(最新のデータは0.5%らしいですが、検査件数は減っていると思われるので信憑性については???というところです)なので、やや高めの確率となりました。
セネガルではHIV抗体検査を行うとき、爆音でノリのいい曲をガンガンにかけます。最初はその必要性がわからなかったのですが、音楽好きのセネガル人。曲のあるところには自然と人が集まってくるんですよね~
この日も音楽をかけつつ、そしてDJのような人もいたのですが、その彼はいい仕事してくれましたよ。
「今、HIVの検査やってるよう~アッハ~ン、検査は大事だぜえ~イエイ、みんなも検査受けに来いよォ~」みたいな感じで音楽に合わせて検査の宣伝をしてくれました。
結果のお知らせは、個室で。
出張検査は人が沢山集まってくるので、なかなかプライバシーを確保しにくいのが現状ですが、出来る限りの工夫を凝らしてやっています。
検査を手伝ってくれた、地域の若者の団体のメンバー。
みんな、いい子たちです。
こうやって、いろんな人達と協力しながら、なんとかイベントを終わらせることができました!!
正直、疲れたし、いろいろもめて、「日本に帰る!!」と何度か思ったこともあったけど、結果的にはやってよかったなと思います。
たくさんの人の笑顔も見れたし。
次は何をしようかな。