flamboyant

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2011年4月27日水曜日

カオラック通信 ②

今月も、ゆいが作ってくれましたよ~!!今回はさらに面白く仕上がっております。
同任地の隊員紹介もあり、盛りだくさんの内容でございます。


2011年4月25日月曜日

ゴミの街

ここカオラックはゴミの街と言われるように、至るところゴミだらけだ。
それはなぜか。みんなが、どこでもポイポイ、ゴミを捨てるから。我が家の玄関先も、家の建築の際に出たと思われる瓦礫やゴミが山積みになっているのだが、そうすると、なぜかゴミが集まってくる。
この前は、羊と思われる動物の皮が捨てられており、唖然。あと、よく落ちているのは、買い物をしたときに品物を入れてくれた袋と、水の袋(こちらでは袋に入った水があちこちで売っています)、セネガルの女性がよくつけているエクステ、最近ではマンゴーの種(今が旬の時期らしい。今は1キロで100円弱ぐらいだけど、もう少し安くなるみたい。甘くておいしい!!)などなど・・・。

一応、ゴミの回収サービスもあり(有料、月額1000FCFAだから、200円くらいかな)、うちも引き取ってはもらっているものの、そのゴミはどこに行くかというと、空き地がゴミ置き場になっているところに持って行くだけらしい。
そして、みんなが回収サービスを利用しているわけではないので、サービスを利用していない人は家の前で燃やしているとのこと。
時々、いかにも体に悪そうな臭いを発しながら何かを燃やしている様子を見かけるが、カオラック(というかセネガル)では普通の光景なのであります。

このようなゴミ問題は、貧困問題を抱える国ではよくある話だ。
なんでだろう?
日本にあるような、ゴミ処理施設がないから?ゴミ処理に費やすお金がないから?それだけ?
少なくとも、道端にポイポイゴミを捨ててしまう人々は、お金がないからという理由でゴミを捨てているわけではないだろうし、自分の家の中とか家の周辺はキレイにしている、という人は結構いる。

きっと「街がきれいになればいいな。」と思っている人は沢山いるんじゃないかと思うのだけど、「今更このゴミ、どうしようもないよ」と思っている人が殆どなんじゃないだろうか。
この国の貧困についてもそうだ。お金がないから働きたい、働きたいけど仕事がない、仕事があっても十分な収入にはならない・・・こんな状態が慢性的に続くと、人は無気力になったり、諦めることも増えてくる。どうせ何をやっても無駄だと。

ここで私に何ができるのかな、と日々考えながら過ごしているが、いまだ突破口は見つかっていない。赴任後、2ヶ月と半月が過ぎたところだから、こんなもんなのかな~。

この写真は先日、先輩宅におじゃましたときに撮影したもの。
子豚がブヒブヒいいながら、元気よく走り回っていたところで可愛かった~。
それにしても、このゴミ。ひどいでしょ。至る所がこんな感じなのです。間違ってビニールの袋なんか食べちゃったら、死んじゃうことだってあるかも知れないな・・・と思うと心が痛い。
間違って変なもの、食べるんじゃないよ~








2011年4月22日金曜日

Les messages pour le Japon

東日本大震災から1ヶ月以上が経ちましたが、被災地で暮らす人々の状況はまだまだ厳しく、不安定な日常生活が続いています。行方不明のままの方々も大勢いますが、来週、再度大規模な捜索が行われるとのことで、一人でも多くの方がご家族のもとに帰れることを願うばかりです。

そんななか、ここセネガルでも何かできないだろうかと、同じ町で活動する隊員の提案で、セネガルから日本に向けての応援メッセージを送ることになりました。

その第一弾。カオラックのとある小学校の子ども達に、震災時の揺れや建物の倒壊現場、津波の様子などの映像を見てもらい、各自が折り紙で折った鶴を貼り付けたカードに、メッセージをもらいましたよ!!

そのときの様子です。子ども達、食い入るように見ています。


セネガルでは地震は起きないので、地面が揺れるということは子ども達には想像がつきにくいかな、と思ったのですが、室内が揺れている映像には驚いた様子。津波で家が流されている映像には唖然としていました。あの映像は何度見ても怖い。被災した方々の恐怖を考えると胸が痛みます。

この地震で沢山の方が亡くなったこと、そして今も、被災地で大変な思いをしながら暮らす人々が大勢いることを伝え、応援メッセージをお願いしました。
まず鶴を折ってもらったのですが、これが大変だった。折鶴って、折り紙で遊んだことのない人には結構、難しいのね。
約1時間ほどかかったでしょうか。ようやく完成し、その鶴を紙に貼り付けたカードにメッセージを書いてもらいましたよ。丁寧にフランス語で書いてくれました。みんなキレイな字書くんだよ。


全員、出来上がったところで写真撮影。この写真とともに、被災地の学校に送られる予定です。

セネガルの子ども達の心に何が残っただろうか。
私たちは今、このセネガルに支援という名の活動をしている訳なんだけど、そもそも支援とは何なのかな。
どうしても、送り手から受け手への一方的なものになりがちだったり、お互いの立場が対等でなかったりすることがあるかもしれない。
でも私たちの活動では、その中から得られるものは大きいし、与えられることも沢山ある。
誰かの役に立っていると思えることは、そこに自分の価値を見ることができるから、生きがいにもなるのかな。少なくとも、私はそうだ。
そのために活動をしている訳ではないけど、いつも対等な立場であることを忘れてはいけないと思った。
セネガルの子ども達、自分の書いたメッセージが多くの人に勇気を与えるんだってこと、分かってくれたかなぁ。
そして、このメッセージが海を渡って日本に届いたとき、一人でも多くの人の笑顔につながりますように・・・。


2011年4月13日水曜日

元気のもと

カオラックに来てからというもの、体の不調続きだ。
まず最初に風邪をひき、治ったと思ったら今度はお腹を壊し、そしてまた治ったと思ったら暑さにやられてグッタリ。ようやく元気が戻ってきたぞ~と思ったら、この有様です↓
床に寝転がっていたら、突然、ガラス片が突き刺さったような激痛がはしり、その翌日にはこの状態。原因は不明ですが、多分、巨大アリかムカデのような虫・・・この翌日には、さらに1.5倍に腫れてしまいました。今日で受傷(?)後4日目ですが、まだかなり痒い。

こう不調が続くと、やっぱ、精神的にもへこんでしまいます。

が、しか~し、今日は楽しい一日だった!!
活動で、カオラックからは少し離れた村に行ってきたのだけど、牛や馬のウンチが半端ないくらいたくさん落ちていて、藁葺きの屋根の家があって、バオバブの木もあって、風がそよそよと吹いて、のどかで気持ちのよい村。そして子ども達が元気いっぱい!!
いつものように、「ユーザ踊ろうぜ~」というと、どこからともなく子ども達が集まってきました。

カメラを向けると、さらにテンションがあがり、こんな感じ↓




どうにもこうにも収集がつかず、困っていると、一緒に活動しているD氏が一括。


私が何を言っても子ども達には通じないのですが、こうやってセネガル人の大人が一言いうと、こうなっちゃいました↓

この真剣な表情・・・効果絶大。まあ、それも一瞬だけですが。
とにかく、今日は活動に行ったのに、半分くらい子どもと遊んでたかも~。帰るときも見送ってくれて「ノガイは友達だからな、また来てきれよう~」みたいな感じで、嬉しかった!!
この子たちの笑顔のために、頑張らないとな。

2011年4月6日水曜日

カオラックの眠れない夜

先週はこの暑さの中、外での活動が続き、ややバテ気味。ブログもお休みしてましたが、週末に共にセネガルで活動する隊員を招き、餃子パーティー・パート2(詳細は同居人ゆいちゃんのブログ『ぺちゃの国際協力日記』見てください~リンク貼ってます)をしました~。いっぱい食べて、なんとか体調も復活!!
これからもっと暑くなるというので、この時期しっかり食べて体力を蓄えておかないといけません。

それでもまだ夜は涼しくて、昨日はちょうど停電だったので屋上(我が家にはなんとだだっ広い屋上があるのであります)に出て星を眺めてました。優しい風が吹くなか、満天の星の下で癒しのひと時・・・

と思いきや、電気が復活したとたん、どこからともなく爆音が流れ、家の近所に人が集まり、ジャンベに合せて歌とダンスが始まりました~ 
夜の一人歩きは危ないので、屋上から録画↓ 
夜中0時を過ぎるまで、こういうのはよくあることなのですが、こんな近所でやっているのを見たのは初めて。眠ろうにも眠れず、いつまで続くかと思っていたら、終わったのは2:30。
と、ここでまた「日本じゃありえんな~」と思ってしまうわけですが、そうです!ここはセネガルなのです!これでいいのだ!
眠れなかったけど、不思議とイライラするようなこともなく、おかげで報告書(数ヵ月ごとに提出しなければならないのです)も仕上がり、深夜3:00、こころ穏やかに眠りにつくことができたのでした。

それにしても、こうやって歌って、踊って、ジャンベたたいて、を何時間もやってしまうセネガル人のパワーにはいつも圧倒されるのだけど、日中は暑さのせいか、だら~だら~としている。でも、ほんとだら~だら~となっちゃうんだよね~。この暑さもストレスになるから、こうやってストレス発散させているのかもしれない。私もはやくジャンベ習おう~っと!!