flamboyant

flamboyant

2011年4月25日月曜日

ゴミの街

ここカオラックはゴミの街と言われるように、至るところゴミだらけだ。
それはなぜか。みんなが、どこでもポイポイ、ゴミを捨てるから。我が家の玄関先も、家の建築の際に出たと思われる瓦礫やゴミが山積みになっているのだが、そうすると、なぜかゴミが集まってくる。
この前は、羊と思われる動物の皮が捨てられており、唖然。あと、よく落ちているのは、買い物をしたときに品物を入れてくれた袋と、水の袋(こちらでは袋に入った水があちこちで売っています)、セネガルの女性がよくつけているエクステ、最近ではマンゴーの種(今が旬の時期らしい。今は1キロで100円弱ぐらいだけど、もう少し安くなるみたい。甘くておいしい!!)などなど・・・。

一応、ゴミの回収サービスもあり(有料、月額1000FCFAだから、200円くらいかな)、うちも引き取ってはもらっているものの、そのゴミはどこに行くかというと、空き地がゴミ置き場になっているところに持って行くだけらしい。
そして、みんなが回収サービスを利用しているわけではないので、サービスを利用していない人は家の前で燃やしているとのこと。
時々、いかにも体に悪そうな臭いを発しながら何かを燃やしている様子を見かけるが、カオラック(というかセネガル)では普通の光景なのであります。

このようなゴミ問題は、貧困問題を抱える国ではよくある話だ。
なんでだろう?
日本にあるような、ゴミ処理施設がないから?ゴミ処理に費やすお金がないから?それだけ?
少なくとも、道端にポイポイゴミを捨ててしまう人々は、お金がないからという理由でゴミを捨てているわけではないだろうし、自分の家の中とか家の周辺はキレイにしている、という人は結構いる。

きっと「街がきれいになればいいな。」と思っている人は沢山いるんじゃないかと思うのだけど、「今更このゴミ、どうしようもないよ」と思っている人が殆どなんじゃないだろうか。
この国の貧困についてもそうだ。お金がないから働きたい、働きたいけど仕事がない、仕事があっても十分な収入にはならない・・・こんな状態が慢性的に続くと、人は無気力になったり、諦めることも増えてくる。どうせ何をやっても無駄だと。

ここで私に何ができるのかな、と日々考えながら過ごしているが、いまだ突破口は見つかっていない。赴任後、2ヶ月と半月が過ぎたところだから、こんなもんなのかな~。

この写真は先日、先輩宅におじゃましたときに撮影したもの。
子豚がブヒブヒいいながら、元気よく走り回っていたところで可愛かった~。
それにしても、このゴミ。ひどいでしょ。至る所がこんな感じなのです。間違ってビニールの袋なんか食べちゃったら、死んじゃうことだってあるかも知れないな・・・と思うと心が痛い。
間違って変なもの、食べるんじゃないよ~








0 件のコメント:

コメントを投稿