flamboyant

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2012年10月21日日曜日

カオラックの若者がんばってます


 昨日、カオラックのチョーファックという地域に住む青年グループの結成記念のお祭りがあり、さわちゃんと一緒に行ってきました~。金曜からの2日間のプログラムだったようですが、若者たち、がんばってます。

地域の偉いおじい様・おじさま達も招待。


そして、祭りには欠かせないアーティスト達。タムタムと歌で盛り上げます。

そしてきれいな衣装を身にまとった子ども達が登場~。歌とダンスを披露しました。ほんとかわいかった!!

この女の子達は、たぶんプラール族だと思うんだけど、プラール族の女性は口の周りを黒く塗る習慣があります。そしてプラール族の女性は美人が多いのです。みんな可愛かったよ。


これは女の子たちのダンスの様子。ちょっと照れながら踊ってたのかなあ、すこし控えめな感じが。。。。

もちろん、男の子たちも参加。おそろいの衣装が良かったですねえ~

そしてセネガル人は演劇も大好き!!これもお祭りに欠かせないアイテムの一つ。
喜劇のようなものもあれば、病気の予防や環境に関することなど、いろいろなテーマを題材にした演劇で社会問題について人々に関心を持たせます。
この日の演劇は、チョーファックとカオンという地域との繋がりに関することがテーマでした。
もちろんウォロフ語での演劇なので、いまいちよく分からない部分もありましたが。。。笑いあり拍手あり、観客は楽しそうでした。

彼の名前はシェール。この青年グループのリーダーで、自ら演劇に参加。頭からミルクのようなものを被ったあとなので、このようなことに・・・。彼は真面目で、とてもいい子です。

かれも青年グループのメンバーの一人。コメディアンらしい。司会もやって、盛り上げ上手!!

そして子どもに負けじと大人も踊ります。この地域の人はシャイな人が多いのかなあ・・大人のダンスもなんとなーく控えめ。でもやっぱ、みんなダンスは大好き!!楽しそうだったな~

そして、最後に我が職場のチーフが、若者向けに性や若年妊娠、アルコール、ドラッグなどに関する話を・・・大事な話です。

地域の活性化のために、若いひとたちが頑張っている姿を見ると嬉しくなりますねえ。
カオラックって、ほんと、ゴミだらけで汚いし、仕事もないし、若者が希望を抱けるような場所ではないんだけど、この町を発展させたいと思っている若い子もいるんだよね。
そういう人たちと一緒に、残りのセネガルの時間を過ごしたいなと思います。
ここに住む子ども達が大人になる頃に、もうすこしこの町が良くなってくれたらいいなあ。


2012年10月8日月曜日

Sensibilisation sur le SIDA

今、私は首都のダカールにいます。
隊員向けの雑誌の発行に向けての業務がありまして。。。
でも、なんとか形になった!!あとは少しずつ手直しして、印刷・発行のみ!!
はあ、この2カ月ほど、この仕事に懸りきり。寝ても覚めてもこればかりだったので、やっと解放されると思うと、嬉しくてたまらない。今日はおいしいものを食べにいくぞ~♪

そして昨日、一緒に作業をしていた同期のきしちゃんと帰国までの日数を数えてみたら、なんと!
93日だってえ~

たった93日。されど93日。
もう帰国だというのに、この時期になって、「一緒に仕事しよ~」といわれることがあるんだけど、3月しかないから無理と断るより、一緒にやれるところまでやりたいなーと思う。

そして先日、エイズ対策隊員らしい活動(?)をしてきました。
小学校の先生である友人のパップ・ラミンから、子ども達にSIDA(AIDSをフランス語で書くとこうなります)についての話をしたいので一緒にやろう!!とのお誘い。
私は語学がダメなので、お手伝いならということで行ってきました。

パップはこの2カ月間、子ども達の夏休みの期間を使って補習授業のようなものをやっていたようで、その締めくくりにSIDAについての話をするのだと。
彼は私の配属先の保健ボランティアもやっていて、SIDAに関する研修も受けているし、知識も技術もあり、たくさんいる保健ボランティアの中では一番しっかりしているのではないかと思っています。

これから思春期を迎える小学校高学年の子ども達に対して、その準備の一つとしてSIDAの教育をしておくことは大事なんだと語る彼。

そうです、そうなんです。

日本では、そういうことを言ってくれる先生は少ないんだよね~
「寝た子を起こすな」などと訳の分からないことを言って、性教育が後手に回っちゃう。
日本の先生達に聞かせてあげたいよ、ほんとに。

で、そのSIDAに関する授業はこんな形で行いました。
教室の外に出て多きな輪を作り、感染経路や予防の方法などについて、パップが子どもに質問を投げかけます。そして子ども達はそれに答える。



こどもたち、結構知っているんだよね~。
低学年の子どもには性に関することは話さないけど、SIDAという病気があって、予防ができる病気であるということは教えているらしい。
締めくくりは、感染者を差別してはいけないということを話します。

私はたいした手伝いもできなかったけど、最後に子ども達にメッセージを伝えました。
私たちの体はとても大切なんだということ、だから病気にならないように、病気や病気を予防することについて知っておく必要があるんだということ。伝わったかなあ。

そして最後に記念撮影~ みんな元気いっぱい。

パップの他にも、子どもたちのため色々な活動をしている先生たちがいました。
子ども達に良い教育を、子ども達の未来のことを考えて活動する素敵な先生たちです。

残りの期間で、子ども達のためになにか一緒にできればいいな。

2012年10月1日月曜日

Keur Mamalamine

今日から10月。
日本では秋の匂いがする頃でしょうが、こちらは年がら年中真夏。

雨季もそろそろ終わるかと思っていましたが、なんのなんの。結構な雨が降って、地域のあちらこちら水没しております。庭がプールってにっている家も・・・

そして水はけの悪い場所は、苔が生えて、よくわからない泡が発生し、ときどき何かが跳びはね、ボウフラの宝庫となっており劣悪な状態。そんな恐怖の水たまりの中に、歩いて通れるよう、飛び石が設置されておりますが、そこを通る時の緊張感といったらない。

まあでも、毎年雨季はこうなるからね、ここでずっと暮らしている人はホントに大変。
改めて、その苦労をねぎらいたいと思います。

それはさておき、昨日はクール・ママラミンという所に行ってきました。
農業のプロジェクトの協力者に会いに。

この村に、プロジェクトを管理・運営するセンターを作り、そこで農作物やその製品を製造・販売(卸売)、また農業に関する研修などを行います。

村の人たちも、村の活性化のために是非一緒に仕事がしたい、ということで快く場所を提供してくれたわけです。これは村の人たちにとっても一つのチャンスだからね。
話し合いは問題なく終了し、センターを作る場所を見に行きました。
やっぱ、村はのどかでいいねえ~

ここがセンター設置予定場所。草が生えたい放題ですが、かなり広い場所。貨物トラックが行き来する道沿いなので、立地も良し。
 別の角度から。

これからセンターを建てたり、必要な機材を購入するための金策をしないと。なかなか大変ですが、これがあれば村人の生活も少しは潤ってくるかも。

そして村の様子を。村にはお決まりのカーズと呼ばれる藁ぶき屋根の家があります。

そして女性たちは仕事を。ほんと、セネガルの女性はよく働きます。

村人たちコーナー。
村にはあまり外国人が来ないのか、子ども達は「チュバーップ、チュバーップ(白人のこと)」と大喜び。私が写真を撮っていると、興味深げに見ています。

そしてロバに乗る少年たち。元気いっぱい!!


道があるのかどうか分からないところをロバにのって横断。この数分後、彼らは何かを叫びながら私のほうに向かってきたんだけど、ロバの背中に立って、まるでアクロバット。バッテリー切れで、その写真は撮れなかったんだけど、ほんとスゴイ。自然や動物と近い距離で生活している子どもはやっぱり違う!!

そして、とおりすがりのお母さん。「ヤーイ(お母さん)」と声をかけたら振り返ってくれたのでパチリ。
でもこのあと、「あんた私の写真撮ったんだったら、お金よこしなさーい!!」と。「ヤダーっ」と言っておきました。

こういうあたり一面を見渡せるようなところに来ると「アフリカにいるんだな」と改めて感じる。
大地も空も、ほんと大きく見えたし、解放感があって好きだな。


ありなら、こんな風に見えるんだろうか??

帰るまでに、どこまで実現させることができるか・・・乞うご期待!