flamboyant

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2011年3月30日水曜日

だふぁ たんぐ でえ~

毎日、暑い日が続いています。
そんなとき、ウォロフ語では「だふぁ たんぐ でえ~」

日本でも、大阪の梅田界隈を真夏に歩くと、熱風にあおられ非常に不快な感覚を受けるのですが、こっちは不快を通り越して、身体の危機感すら感じる。

この数日も日中の暑さは半端なく、あまりの暑さに体力も奪われ、仕事から帰るともうグッタリ。
でも、今の暑さは序の口で、これからもっともっと暑くなっていくそうな・・・。

夏生まれなのに、暑さに弱い私。
気温の上昇とともに体温も上昇してしまうのか、日中は常に熱っぽい感じ。え、これって更年期障害じゃないよね~。

ともかく、このように日々ぐったりしている私を見て、今日は同居人のゆいが『夏バテ対策これで暑さを乗り切るぞ』ランチを作ってくれました~。

これは「にぃえべ」↓ 見てのとおり豆です。














セネ人は、これをトマトやブイヨンなんかを使って煮込んで、フランスパンにはさんで食べます。
小ぶりの豆で(小豆以上、大豆以下)、結構おいしい。というか私の好物のひとつ。

ゆいは、この「にぃえべ」をニンニクと唐辛子とトマトで煮込んでくれました↓

キャベツのオムレツと、田舎パン(隊員の間ではそう言ってます)という、フランスパンよりは小さめのモチモチしたパンと一緒に食べたら、もう幸せ~。
唐辛子が利いているので、汗かきながら食べたのだけど、なんとゆいちゃん、私がたくさん汗をかいて、体にこもった熱が下がるようにと作ってくれたのです。やさしいでしょ。

ゆい、ありがと~

こうやって元気をつけた私は、午後の活動に出かけたのでありました。

セネガル料理って、相当な油を使うのでカロリーも高いし、ニンニクや、唐辛子、胡椒なんかもいっぱい入れて辛いんだけど、やっぱこの暑さを乗り切るためには必要なのかもしれない。

でも、ここセネガルに力士級のマダム達がたくさんいるのを見ると、やっぱり「油は控えめに」と思っちゃうな。

2011年3月26日土曜日

活動もしてますよう~

今、私はセネガルに国際協力活動をしにきている。
なのに、これまで活動のことについては触れていなかった。というか、活動らしい活動もできていなかったので、書くことがなかった!というのが正直なところかな。

しかしようやく、今週3日連続で、出張HIV抗体検査に行ってきましたよ~

出張というのは、地域に出向いて、学校や人が多く集まるようなところで検査を行うというものです。

びっくりしたのは、中学校や高校の教室を使わせてもらえるということ。
セネガルでは若者の間でのHIV感染が問題になっているのだけど、学校でHIV検査をするなどと言うのは日本では考えられないような話です。

これがその様子↓
















はい。問題点は多々あります。
それについては今後、取り組んでいく必要はありますが、若者への検査や予防啓発活動の必要性を理解して、このような検査事業に協力するセネガルの教育現場の姿勢は良いですね。

この活動は、どれだけ多くの協力者を得るかということが鍵になります。
やっぱ、語学頑張らないとな~。と、またいつもの悩みに戻るわけですが、言葉ってホントに大事。

でも、言葉がなくてもセネガル人と仲良くなれる方法があります。
子供から大人まで、誰もが知っているYUUZA(ユーザっ)!!

今日も活動先に近所の小さい子供たちがいたので、ユーザおどろうぜ~と言うと、どこからともなくたくさん集まってきてしまい大変な騒ぎになってしまった。
ダンスでこれだけ盛り上げれるのは、陽気なセネ人の国民性なのか・・・。

ちなみにこのダンスは毎年流行りが変わるみたいですよ。

あれ、活動の話をしようと思っていたのに脱線してしまった。
脱線ついでに・・なんと今日のカオラックの気温は日中41℃まで上昇しましたよ~湿度18%!!
ひからびる~



2011年3月22日火曜日

カオラック通信 ①

同居人のゆいちゃんが作ってくれました~
これが私たちの生活の様子・・・・・ちゃんと働け~!!

2011年3月20日日曜日

外出禁止令

ここセネガルでは、様々な理由により暴動やデモが起きたりすることがあります。今回も学生たちによるデモの可能性があるということで、隊員に外出禁止令が発令。
というわけで、一日家にこもり、ブランチに『タピオカ入りパンケーキ・ビサップジャム添え』と夕食に『皮も手作り餃子』を作ったのでありま~す。ちなみに同居人のゆいちゃんはお菓子つくりが上手で、ケーキやら、せんべいやら、何でも作ってくれます。

まず『タピオカ入りパンケーキ・ビサップジャム添え』



ビサップとはハイビスカスの花びらで、乾燥したものを煮詰めてジュースにしたり、ジャムも作れます。ビタミンたっぷりで甘酸っぱくておいしい。
そしてパンケーキ。タピオカの粉を入れるとモチモチして、これまた美味しくなるのだな。
この日はアイスクリーム(これまた手作り)も一緒に贅沢ブランチ~。

お腹もいっぱいになり、食後に洗濯を済ませてから(もちろん手洗いです。洗濯機なんかないよ~)、今度は餃子作りにとりかかりました。


皮はゆいちゃんが作ってくれたのだけど、一枚一枚まあるく伸ばして、手間ひまかかってます。
そしてお肉は牛肉。なぜなら、ここはイスラム教の国なので、豚肉はなかなか手に入らないのであります。ちょっと贅沢。でも牛ミンチ500gで400円くらいだから、日本よりは安いかな。

焼き餃子と水餃子にしました。

ごま油がなかったのが残念ですが、皮もモチモチしていて、ボリュームたっぷり!!
久々にビールで乾杯しました~。
そして最後は、あまった餃子の皮にチョコレートをはさんでフライパンで焼き上げました。ほんと、おなかいっぱいになったよ。

日本では、ご飯作りに何時間も時間をかけることはなかったよね~、と言いつつ、このセネガルのゆったりとした時間のなかで、おいしいものを食べることができることに幸せを感じた一日でした。
でもセネガルの家庭では、食事を作るのに時間をかけるのは日常のことで、たとえばチェブジェンというセネガルの代表的な家庭料理は出来上がるまでに2~3時間はかかります。
日本の家庭のようにガスコンロがいくつもあったり、便利な調理器具があれば、もっと早くできるのかもしれないけど・・・。
便利さは私たちに時間を与えてくれるかもしれないけど、時間がかかっても手間ひまかけて作ったものは、一段とおいしく感じるような気がしました。

ここでしか出来ないことってたくさんあると思うから、いろんなことを経験して楽しもうっと。
あ、ちなみに外出禁止令の出たこの日、わが町カオラックは、とりあえずいつもと変わらない日常だったようです。

2011年3月18日金曜日

日本のみんなへ

「ブログ始めたよ~」と、私のブログ見て!と言わんばかりにみんなにメールを送ったら、みんなは優しく「ブログ見たよ~」との返事。

日本は今、地震で大変な状態になっていて、でもこの危機をなんとか乗り越えようと必死に頑張ってる。いったん起きてしまった脅威に対して、それを抑えることはできないけど、でも自分にできることは何かということを考えて、みんな行動を起こし始めている。

みんなからのメールを見て、それを感じました。

「やっぱ異国だね~」とか、「セネガルの文化とか教えてね」という声ももらったので、日本で頑張っているみんなに、私はセネガルの生活をたくさん伝えていこうと思います。

というわけで、今日は面白い果物紹介。

これ、一応、果物らしい。同居人の結ちゃんが見つけて買ってきてくれました。名前はなんだっけな~忘れちゃった。奥にある緑色のやつは、マンゴーです。
手前の変な果物はこの透明のブヨブヨしたところを食べます↓
味はというと・・・柿の種(お菓子の柿の種じゃないよ)の表面も、透明の厚めの皮みたいなもので覆われていると思うんだけど、その味に似ているかも。そして食べられるのは、ここだけ。
決してまずくはないけど、また買って食べたい!!という衝動に駆られるようなものではないな~。
そして青いマンゴーは、堅くてすっぱいのだけど、こっちの人はそれに唐辛子の入った塩をつけて食べます。これがね~以外とおいしいのだ。もっと暑くなれば甘いマンゴーも食べられるけど、青マンゴーはビールに合うだろうな。

こっちにはチャレンジしてみたいけど、調理法がわからないもの、見た目が怖いもの、見た目が食べ物ではないもの、などなどの理由で、まだ手付かずの未知の食べ物があります。それについては後々、リポートしていきたいと思っていますので、乞うご期待。

2011年3月17日木曜日

みんなの思い

職場でも、市場を歩いていても、家に帰る道でも、「家族や友達は大丈夫か?」と、知らない人までが心配して声をかけてくれる。
セネガルでも連日、テレビやラジオで東日本大震災についてのニュースが流れているので、その悲惨な状況は遠く離れたこの地にも伝わってきます。

被災地に海外から救助活動に来てくれた人もいれば、地震のニュースを見たいろんな国の人が日本にむけて応援のメッセージを送ってくれたり、祈ってくれたり・・・。

人の思いは温かいな。

今、日本で起こっていることに対して、私は祈ることしか出来ないけれど、日本のことを思ってくれる人達がいるように、私も人のことを思って活動しようと思った。

誰かが誰かのことを思う気持ち、それが繋がっていけば、人は強く生きていくことができるんじゃないかな。

自然を目の前にして、人間の力は非力なもの。でもあきらめるちゃいけない。
希望を持って生きられるように、自信を取り戻せるように、また笑顔で過ごせるように、今、みんなの力を合わせるときなんだと思う。

一日も早く、皆の心が安らげる時が訪れますように・・。

2011年3月11日金曜日

Le Japon frappé par un séisme de magnitude 8,9

今朝パソコンを開いたら、東北地方で地震があったという日本からのメール。
どんな状況かとインターネットで調べると、津波で家が流されていたり、行方不明の人々もたくさんいるとのことで、事態の深刻さに唖然としました。
揺れも大きく、波が襲ってきたときには、人々はどれだけ怖かったかと思うと胸が痛みます。

地震のニュースを聞くたび、阪神大震災を思い出す。

あの頃はちょうど救命救急センターで働いていたので、地震で負傷した人や命を落とした人をたくさん見てきました。
ライフラインが絶たれ、生活することそのものが大変で、その上に家族や家を失ってしまった人々もたくさんいて、そして、今は生きているけど次に大きな揺れがきたら自分も死ぬかもしれない、と自然の脅威の前に、恐怖と、どうすることも出来ない自分の無力さを感じた。

そんなとき不安を取り除いてくれたのは、家族だったり、友達だったり、近所の人だったり、「人」だったんだよね。

まだまだ余震もあったり、不安定な状況が続くと思うけど、被害が少しでも少ないことを心から願うばかりです。
日本、がんばれ!!

2011年3月10日木曜日

焼肉パーティー

昨夜、同じカオラックに住んでいる先輩隊員宅のベランダにて焼肉パーティーをしました。
写真の奥側に置いているのは、日本の七輪みたいなもので、炭を入れて火をおこします。その上に網を置けば、炭火焼肉が楽しめるのであります。
カオラックでは牛タンも手に入るのね。1キロで2000~3000fcfaなので、円だと500円前後。安い!!
まだ肉マルシェには行ったことがないけど、かなりすごいらしい。何がすごいかというと、カウンターの上に牛の頭がドォーンと置かれていたり、ようするに、そこで解体しているらしいのね。
あ~これ以上は生々しくて説明できませんが、日本のお肉屋さんのように、ガラスケースにキレイに並べられているお肉とはまるで別物。
欲しい量を頼むと、大きな包丁で豪快にズバーンとその場で切り落として売ってくれます。

とは言っても、味は普通にお肉の味で美味しかった!!

この日の宴、カオラック以外の町からの参加者も含め、5人で飲んで食べての大騒ぎ。
夜中の1時過ぎまで大声でしゃべっていましたが、近所の人は誰も何も言いません。
それはなぜなら、セネガルだから。
この日も、近所のモスクから大音量のコーランが流れていたのでした。

2011年3月7日月曜日

ごはん作ってます!!

セネガルのほとんどの家庭には、日本のガスコンロのようなものはありません。
写真のようなガスのボトルを使います。この鍋は通称(といっても私たち日本人が言ってるだけですが)セネ鍋(セネガルの家庭に必ずあるセネガルの鍋)といって、セネガル人はこの鍋ひとつで何でも作ります。もちろん他にも調理器具は色々ありますが。
今日は野菜たっぷりのスープパスタを作りました。
これはセネガル料理ではありませんが、わりといろんな野菜が手にはいるので、最近は、なんちゃってベジタリアンになって野菜ばかり食べています。大根なんかもあって、小さいけど味は日本のものとそんなに変わりないのだ。

セネガル料理はこんな感じ↓
これはご飯と鶏肉の料理でヤッサ・プレといいます。奥側の小さい容器に入っている玉ねぎのソースをかけて食べるんだけど、これがおいしいんだ~。このような大皿をみんなで囲んで食べるのだけど、自分がどれだけ食べたのか分からなくなるので、食べすぎに注意する必要があります。
使っている油の量も尋常じゃないからね~。どんな料理も大量の油。
そうそう、セネガル人はお茶やコーヒーには大量の砂糖を入れます。

な~んでも大量。

最初はあまりの甘さにびっくりしたけど、でも最近、ちょっと「おいしいかも」と思ってしまっている自分が怖い。

2011年3月6日日曜日

お祈りの時間

セネガルでは、いろんなところにモスクを見る事ができます。
我が家の近くにもあるのだけど、1日5回のお祈りの時間になると、モスクからコーランが流れます。

しかも大音量。

昼間に流れるのは「みなさ~ん、お祈りの時間ですよ~」っぽい感じで、時間も短いのですが、朝一番と最後のお祈りは、長いような気がする。というか、長い。
朝は5時から7時。夜は21時くらいに始まり、ほんとに長いときは夜中の2時3時くらいまで。

このイスラムのお祈りの習慣、まだよく理解していないのだけど、うちの近所にはコーランをみんなで大合唱している家があって、どうやら近所の人達が集まってきて歌ってるのね。

この前、その様子を見せてくれるというので、同居人と一緒にその家にお邪魔しました。
女性はコーランの合唱には参加できないけど、頭を覆うヴェールのような布をまとっていれば、そのそばに行くことができます。
その日は21時から0時までだったけど、小さなこどもから大人までが、声を張り上げて熱唱していました。3時間、歌い続けるの。
そしてコーランの合唱の最後は、みんな両手を広げ、コーランパワー(?)のようなものを受け取ります。
もちろん目に見えるものではないけど、そしてそのコーランパワー(?)を受け取った手で、自分の頭をなでて終了。

お祈りで3時間とは、自分の生活の中ではあり得ないな~と思ったけど、それを大事に思い、生活の一部としているイスラムの文化。
大音量で流れるコーランも、正直、最初は「なんかおかしいよね~」と思ったけど、こういう習慣もあっていいよね、と思う。

ただし大音量は、タクシーの運転手が流すラジオも、イベントなどで流れている音楽も、半端なく大音量なので、それに関しては受け入れ難いものがありますが・・。

2011年3月5日土曜日

ようやく!!

ネット環境も整い、住むには困らない(というかセネガルでは快適なほうかも)状況をつくることができました~。
セネガルに来て2ヶ月、カオラックには3週間弱ですが、それなりに近所付き合いもできているし、職場にも顔を出して、今後の活動について話しあったり、なんとかやっていけそうかな~と思っています。

ここに来て思ったこと。

やっぱり、言葉が話せないとダメだ~~~

今はフランス語も中途半端、仕事上ではwolof語も必要になるし、日々勉強ですな。

写真は「私はウォルフ語を勉強する」と書いています。
それにしても、この絵・・・。