flamboyant

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2011年7月28日木曜日

ヨガ教室始めた~

ようやく!! ヨガ教室始めました~
本当は2週間前に開始する予定だったのだけど、マラリア事件のため延期。
今週は、まず街中でビラ配りをしました。人の出入りの多そうなところには壁に貼らせてもらったり(もちろん、ちゃんと許可はもらってますョ)。そんなことをしていると、いろんな人から声をかけられるのだけど、みんな口をそろえて「そいつはいいね!!ヨガ教室に参加するよ!!」と言ってくれるんだな~。

ありがとうございます。その気持ちだけでもありがたい。

でも実際のところは、ヨガというものがどんなものか知らない人も多いし、一から始めるのは難しいな~と思った。

セネガルではどんなスポーツが人気があるかというと、サッカーやバスケットボールはもちろん、空手や相撲といった格闘技が、これまた大人気。セネガル相撲はこんな感じです↓

ダカールの海岸沿いなんかに行くと、筋肉ムキムキのお兄ちゃん達がトレーニングに明け暮れている。子ども達も相撲大好き。
マルシェに行けば、相撲の選手のブロマイドがあちこちで売ってるし、タクシーのフロントガラスにまで写真が貼られていたり、それはもう熱狂的大人気なのであります。
強い者に対する憧れが強いのかな。

ま、それとヨガを比べるわけでなはいけれど、まずは興味を持ってもらって、ヨガすると気持ちいいね~と、その効果を実感してもらえれば「ヨガ習いた~い」という人も出てくるかもしれない。ん~道のりは長そうだ。

今日はヨガ教室初日で、実際、誰も来ないんじゃないかな~って思ってた。
が、しか~し!!私の小さいボーイフレンドが二人、来てくれたではないですか!!
この子たちは、多分、私の所属する施設で住み込みで働いている警備員の子どもじゃないかと思っているんだけど(セネガルはどこの家も大家族で、家族構成がいまいち分かりにくいことがよくある。)、これまた可愛かった!!

戦士のポーズ。決まってます!!

木のポーズも。なかなかバランス感覚いいねえ~

弓のポーズは、なぜかこんな顔に・・・

そして、いつの間にかヨガか空手に・・・

かと思ったら、ダンスが始まりました~。やっぱ、踊りのセンスは抜群です!!


そして最終的に相撲になってしましました。ほんと好きよね~


とまあ、セネガル・ヨガ教室初日はこんな感じで終わりましたが、今回ビラ配りに行ったりして感じたのは、地域のコミュニティに入り込み、そこにいる人たちと関わることの楽しさだったな。
私は人見知りではないと思うけど、セネガル人が他人と関わるときの距離間が私の持つのとは余りにも違ったのと、言葉が分からない・通じないという理由で、正直これまで遠ざけてきたところもあった。でも、それでは何も始まらないんだよね~。

セネガルにいる私達日本人は、かなり目立つ存在。それゆえに嫌な思いをすることもあるけど、それを利用すれば何か面白いことも出来るかもしれないな。

ともかく、今日はヨガに来てくれた小さな友人に感謝♪♪♪


2011年7月23日土曜日

セネガル大丈夫か!?

先日、大統領が来年の選挙の出馬表明を出したことから、セネガルの治安がさらに不安定になってきている。
特に首都のダカールでは、デモや暴動があちらこちらで起きているようだし、今日も反政府派の集会があったりで、大勢の人が集まっているらしい。
というわけで、例のごとく、今日も「ダカール以外の各地でもデモの起きる可能性があるので、不要な外出はしないように!!」との事務所からのお達しがあり、大使館からも注意喚起が流れてきているといった状況なのであります。

写真は、こっちのニュースから引用したものですが、このTシャツにプリントされちゃってる人が大統領のアブライ・ワッド氏、85歳。反政府派の集会でのショット。

セネガルは、ダカールにおいては都市化が進んでいて、私達がきた1月と比べても明らかに近代的な建物が増えていたり、街が変化しているように思う。でも経済の状況なんかは、アフリカの中でも下から数えたほうが早いくらいの貧困国。
一部の人だけがいい生活をして、国民全体の生活は全く改善されていない。だからみんな怒ってるんだ!!と、セネガル人の友達は言ってたけど、それが暴動に発展してしまうとは、その不満もかなり大きなものなんだろうな。

権力を持つ人が国民の利益のことを全く考えていない、という話は、日本でも耳にする話ですが、日本で暴動が起きないのは、貧困層の数が圧倒的に少ないから?最低限の生活が保障されるような制度があるから?便利な生活ができているから?
いろいろあるんだろうな、とは思うけど、国民が自分達の意見を主張しないのか、主張できない社会構造になっているのか、そういったことも関係あるのかな~。
暴力に訴える主張は良くないけど、今、日本は3月の地震以降、さまざまな問題に直面していて、でもこれは一部の人だけが考えていてもどうにもならない話で、一人ひとりが自分に何ができるのかってことを考えないといけない時なんだと思う。

ちょっと話がずれたかもですが、貧困や生活レベルを変えていこうとすると、開発は必要なんだよね。でも、その開発の結果、今の日本は原子力の脅威に曝されるといった状況が起きている。
これを考え出すと、「じゃ、どうすればいいのよ~」という堂々巡りが始まってしまうわけなんだけど、結局のところ、バランスなんだろうなと思う。自分達が作り上げてきた人工的なものと、自然のものとのバランスとか、開発の産物の力と、人間の持つ力のバランスとか。
セネガルはこれから発展していくのかもしれないけど、今回、日本で起きたような悲劇が起きないようにしないといけない。
そのためには、国民の生活を、幸せを考える大統領が必要だな。

今日のカオラックは、いつもと変わらない様子かな~と思うけど、来年の大統領選挙まで何が起きるか分かりません。
ほんと、いろんな意味で厳しい国に来ているなと、しみじみ感じる土曜の夕方。晩ごはん、何にしようかな~。


2011年7月16日土曜日

Dakarでのんびり

マラリアの治療のため、ダカールに上京し、今日で8日目。体調はすっかりよくなりましたよ~
前回ブログを書いた日、熱も下がって気分も良かったので、洗濯したり、近所に買い物に行ったり、調子に乗って動き回ったら、その翌日38度まで熱が上がり、さらに強い頭痛に襲われ、もしやデング熱では!?と、新たな疑惑が浮上。

さすがに、これはマズイと思って安静にしていたら、一晩で熱もおさまり頭痛も良くなりました。なんだったんだろ?
診察をうけた医師によると、マラリアの治療経過中に熱が最上昇することはあり得る話で、問題ないとのこと。

なので結局、水曜日に帰る予定が、明日、日曜日になってしまったというわけです。

病気療養とはいえ、しばし、カオラックを離れ、この静かな環境でのんびりできるのは、なかなかいいですね~。
私が今いるところは、隊員の宿泊所みたいなところで、ダカールの高級住宅街にある大きな一軒屋。ヤギの鳴き声も、車やバイクのクラクションも、大音量のコーランも、太鼓の音も、ノガイ~と呼び止められることもない、この空間。落ち着く~~~。
ずっとこの環境で独りっきりでは、別の病気にかかってしまいそうですが、たまにはひっそりと過ごすのもよし。

そのうえ、先週末あたりから、ダカールでは大統領選挙がらみのデモに対しての注意喚起がながれているので、私達も不要な外出は出来ない状態なのであります。
これはもう、家のなかでじっとしているしかありません。

というわけで、今日は、この宿泊所で育てている花を紹介しま~す。
暑い国だけど、どちらかといえば砂漠地帯に近いので、トロピカルな感じの花は少ないかな。セネガルに来てから、足をとめて花を見るような機会も時間もあまりなかったけど、セネガルにも、こんな可愛い花達が生きてますよう~






そして、そして、このブログのトップに掲載している写真。フランボワイアンという木ですが、セネガル以外のアフリカの国でもよく見られる木で、赤い花をたくさん咲かせます。下の写真は花も咲ききって、ずいぶん落ちてしまっているみたいだけど、鮮やかな赤い花は遠くにあっても目を引きます。

そして、オクラも発見~。だれか、隊員が作っているのかもしれません。オクラって細長い方が上になって大きくなっていくんですね~

はい、そして、ここが私が8日間、お世話になった宿泊所の療養室。室内には冷蔵庫、バス・トイレがあり、快適な療養生活を送ることができま~す。おかげで、私もすっかり元気になりました~。でも、もう2度とこの部屋のお世話にはなりたくありませ~ん。


2011年7月10日日曜日

まさかのマラリア?!

ただいま、首都ダカールにて病気療養中。といってもブログ書けるぐらい元気なのでご心配なく。
セネガルに来てから、おなかこわしたとか、風邪引いたとか、体調不良はいろいろありましたが、今回はそんなもんじゃありません。
なんと、今回は「多分マラリア…かな?」というちょっと曖昧な診断ではあるのですが、ほんとね、記憶にあるかぎりの病気の中で一番しんどかった~。日本ではあまり見られない病気ですが、マラリアがどんなものかということを、今回のエピソードの経過を追いながらお伝えしようと思います。
ちなみにマラリアは、ハマダラカによって媒介される、マラリア原虫を病原体とする感染症ですが、短期間で重症化したり死亡することもあるので、結構怖い病気なのです。

マラリア原虫↓ビミョウ。コメントしづらい

ハマダラカ↓いつみてもにくたらしい。

ちょっとこれは・・・・


7月7日 七夕パーティー
この日は我が家に、
他の任地の隊員も来ての「七夕とんかつパーティー」。
久々のとんかつ、ほんとおいしかった~。がしかし、なんか体がダルイなあ・・・。それもビールのせいだと思い、またもや屋上でドンちゃん騒ぎ。21時をまわって、ようやく「やっぱりおかしいな」ということに気づき、体温を測ると38度まで上昇。解熱剤を飲んだけど、ほとんど下がった気配もなく、深夜2時に39度越え。頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感、悪寒、乾性咳嗽。「もしやマラリアでは…」
ほんと、この日、一緒にいた人たちには心配かけてしまいました。ごめんね。そして、同居人のゆいは、高熱でうなされている私に子守歌を歌ってくれたのであります。思わず笑っちゃったよ。ゆい、ありがとうね~

7月8日
あまりのしんどさに、ほとんど眠れないまま朝。熱は37度代まで下がったけど、頭痛、倦怠感がつよくフラフラ状態。同任地のM隊員に付き添ってもらい病院でマラリア検査。結果は↓

赤のインクで、デカデカと「POSITIF(陽性)」とは、太鼓判を押されたような感覚で、陰性であることを願っていた私の希望は、この時点で音をなしてくずれた。落胆する私に先生は「C'est pas grave, c'est pas grave~(だいじょーぶ、だいじょーぶ~)」。
「だいじょうぶなわけないやん!!」と、私と付き添ってくれたMちゃん思わずつっこむ。

事務所に連絡したところ、すぐにダカールに上京しなさい!!との指示。
とりあえず、処方箋を持って薬局に抗マラリア薬を買いに・・・。そこでは薬剤師のおにいちゃん、「ボンジュール、サ・ヴァ?ナンガデフ?」とフランス語・ウォルフ語ミックスのあいさつで「元気~?調子どう~?」。そのあとも、名前はなんだ?どこに住んでるんだ?と、セネガル人お決まりの初対面者への質問攻めにあう。普段なら楽しくやりとりもできるけどさ。マラリアの薬を買いに来たのに、元気なわけないでしょっつーの。

そんな薬剤師のおにいちゃんの質問攻撃もかわしきれないまま、ようやく薬を買って自宅に戻る。このとき12時半。Mちゃんがダカールに行くための車を手配してくれている間に、まず治療薬を飲んで、フラフラになりながら着替えやらなんやら荷物の準備にとりかかる。そして13時半、Mちゃんに見送られ、車に乗り込んでダカールに出発。


治療薬は左の黄色い薬。一回4錠を朝・晩で3日間服用します。右のは解熱剤ですが・・・・でかすぎ!! 見た瞬間に飲むのを諦めた。
でも後から聞いた話では、溶かして飲む薬らしい。な~んだ。薬屋~、そういうことをちゃんと説明してくれ~!!フランス語読めない人もいるんだぞ~!!あの薬局でこの薬を買った人の中には、頑張って飲み込もうとした人がいるかもしれない。
私は、持っていたアセトアミノフェンを飲みましたが、しかし。
日本で認められている規格量を若干超えるぐらい、めいいっぱい飲みましたが、ほとんど解熱する気配なし。おそるべしマラリア。

そしてもうろうとする意識の中、一番暑い時間帯に移動し、隊員の宿泊所についたのは夕方5時過ぎ。車の運転手さんも、ぐったりする私を気遣ってくれつつ、なんとか急いで宿泊所まで連れてきてくれました。運転手さん、ありがとう!!

宿泊所についてからは、事務所の健康管理員の方に来ていただき、医師の往診を受けることに。そして、ここでも再度マラリア検査。
で、これがですね、「多分マラリア」という診断の所以なのですが、この検査で陰性であったのであります。
え~じゃあ、最初の検査はなんだったの??

最初の検査は顕微鏡検査だったのですが、この場合、他のものをマラリア原虫と見間違えることもあるらしいのです。
じゃあ、マラリアじゃなかったの??ということになるのですが、症状や経過はマラリア。そして最初に薬を服用し、検査を受けるまでに6~7時間以上経過していることから、2回目の検査の時点でマラリア原虫がすでに殺されてしまったという可能性も考えられるとのこと。
「え~あの薬、そんなに効くの早いの??」という疑問もありますが、それもあり得るらしい。注射薬なんかだと瞬殺らしい。ゴキブリの殺虫スプレーよりも早そうだ。

そうなのか。とにかく、マラリア原虫が体の中にいないなら、どっちでもいいや。と思いつつも、その日は結局熱が下がらす、頭痛、倦怠感、体の痛みに苦しむことに・・・。これも私に与えられた試練のひとつなのかもしれない、、、などというわけのわからないことを思いながら、気がつけば日付がかわり7月8日。
このまま熱がずーっと下がらないんじゃないだろうか、という不安もよぎりましたが、8日深夜3時、解熱剤を飲んだのを最後にピッタリと熱がおさまりました。健康のありがたさを再確認した、そんな週末。


そして、幸運なことに(私にとっては)、同期隊員のCちゃんも宿泊所に居合わせ、ご飯を作ってくれたり、洗濯してくれたり、いろいろお世話をしてくれたのであります。彼女も体調崩して療養中だったにもかかわらず・・・なんてやさしいんだ~。Cちゃんありがとう!!
土曜日には、これまた、同期が一人増えて(彼は病気じゃないけど)、仲間がいると心強いもんだね~ Mくんもありがとう!!
このたびは、ほんと、いろんな人に心配かけて、お世話になって、感謝のことばをたくさん言いたいです。
みんな、ありがと~~~!!!
今日一日、大事をとって、明日再検査。問題なければ水曜にはカオラックに帰る予定です。
帰ったら、活動、がんばろう~っと。




2011年7月4日月曜日

セネガル生活6ヶ月

6月は、ブログの更新、そうとうサボっていました。
今月は頑張って書きます。といか、書くことがあまりなかったというのも事実なんだけど。

セネガルに来て6ヶ月がたってしまいました。
この間、何をしていたかというと、これといった活動もできず、突破口も見つからず、思い悩む(それほどでもないけど)日々・・・
協力隊隊員にありがちな話ですな。
言葉の壁もあって、なかなか思うようにコミュニケーションがとれず、思いがすれ違うことも多々あって、同じ場所で足踏み状態でしたが、ようやく!! なんかできそうな気配がきましたよう~

私はエイズ対策でセネガルにきましたが、とりあえず、セネガルの若者と交流を持とう!!と思い、今月14日からヨガ教室を始めることにしました~
ポスターも自分で手作り。
これは自治体の庁舎みたいな場所の正面玄関なんだけど、ちゃんと許可を得て貼らせてもらいましたよう~。
こんなの日本では絶対許してもらえないだろうけど、警備員のおっちゃんに「ヨガ教室始めるから貼らせて~」と、ヨガのポーズをちょっと披露したら、快く承諾してくれた!! ゆるいねえ~。めんどくさくなくて、セネガルのこういうところは好きだな。
さてさて、どのくらい人が集まってくれるか・・・。
9月くらいには夏休みのイベントで、子ども向けにヨガします。

この仕事は、ほんと協力者がいないと出来ない。
最近、カオラックの子どもや若者を支援する団体の人たちと知り合いになれたんだけど、子どもや若い人たちのことを一生懸命考えてて、なんだか嬉しくなった。
セネガルの生活も、あと1年半。きっとあっという間に過ぎていくだろうし、一人でも多くの子どもたちと出会えたらいいな。