混乱を見せていたセネガルの大統領選挙。
昨日、決選投票が行われました。まだ正確な結果は出ていませんが、現時点の開票結果からマッキー・サル氏が勝利宣言、アブドゥライ・ワッド氏が敗北を認めたということで、セネガルの若き新大統領が決まりましたよ!!
はあ~長い選挙でした。
一時は情勢が悪化し、私達ボランティアの国外退避もあり得るかも??なんてこともありましたが、
なんとか無事に終結を迎えることができそうです。
この新しい若き大統領は、どこまでセネガル国民のことを想った政治をしてくれるのでありましょうか。
セネガルはほんと貧しい国。
ダカールのような都会に住む人の生活は、まるで先進国と変わらない様子を見せていますが、地方に行けば行くほど、生活は厳しいのです。
先日も、韓国人ボランティアの友人が通う村に住んでいた5歳の少女が、長く患っていた病気から全身状態が悪化し、亡くなってしまいました。
貧しさから病院で治療を受けさせることもできていなかったんだけど、ボランティアの彼が急激に病状が悪くなった彼女を見て慌ててダカールの病院まで連れていったんだけど・・・
こうやって亡くなる子どもは、セネガルにはたくさんいます。
そして、この国にはタリベと呼ばれる物乞いをする子ども達もたくさんいます。
彼らは、イスラム教の修行(?)ということで、家族と離れ、マラブーと呼ばれる宗教指導者のところに預けられるのですが、実際は家が貧しくて口減らしのために親に捨てられた子どもがほとんど。
ドアもベッドもないようなボロボロの家に数十人単位で暮らしています。
男の子が殆どですが、たまに女の子もいるみたい。
食べ物は、近所の家をまわって残り物のご飯をもらって食べています。
着ている服もボロボロで、何日か着たあとに、裏返してさらに数日着ているようです。
衛生環境はほんとひどいので、病気になる子どももしばしば。私の通うタリベの家(ダーラと呼ばれている)のマラブーは、とてもいい人で、ほんとに病状のひどい子どもは病院に連れていってるみたいだけど、他の場所では、ほったらかしにされる子どももいるので、そうなると死んじゃうこともあります。亡くなっても親にも知らされず、神が決めたこととして、同じように暮らすタリベたちもそれを受け入れるしかないのです。
こんな厳しい状況のなかで暮らす彼達に、なにか出来ないかな~と、1ヶ月くらい前からダーラの訪問を始めました。週に1回ですが、私がダーラに向っているのを見つけると、子どもたちは遠くからでも手を振って迎えてくれます。
この日は一緒に折り紙をしました。他の子どもはサッカーに出かけたので、写真に写っているのは一部の子どもですが、みんなキラキラした笑顔で、ほんとに可愛い!!
後ろに写っている大きい男の子(白いタンクトップを着ている)はママドゥくんといって、ダーラに住むタリベではなく、近所の高校生。彼はたびたびダーラにきて、子ども達の面倒を見ています。ほんとにいい子で、ダーラでの私の活動を手伝ってくれています。
こんな厳しい環境で生活しているけど、みんな生き生きしているんだよね。
優しいマラブーやまわりでサポートしてくれる大人がいるっていうのもあるとは思うけど、みんな前向きに生きています。
こうやってセネガルで暮らす子どもたちの生活が、少しでも良くなるような政治を期待します。
マッキー頑張ってくれ~~~
2012年3月26日月曜日
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