名前はElhadji(エラージ)、34歳(だったかな?)。
私の家の前で、たまたま出会ったのだけど、私がHIV/AIDSに関する仕事に関わっているというと、「そういう人を探していたんだ!!」と。
彼のプロジェクトは、外国からの支援にばかり頼るのではなく自立した社会を作ること、みんなが食べることができる社会を作ること、雇用率を向上させること、健康的な体を維持することができることを目的としています。
農業と家畜飼育をベースにして、この事業を展開していく予定ですが、とりあえず、先日そのプロジェクトは第一歩を踏み出しました~
ちなみに私は、そのプロジェクトの健康維持・促進のための住民への教育を担当します。
農業のことは、さっぱり分からないからね。
記念すべき第一号はKoungheulという場所で、カオラックからは車で3時間。
遠い場所ですが、そこにいる農家のかたで、このプロジェクトに協力をしてくれる人がいるというので、まずは経験豊かなその農家さんに落花生の生産をお願いしました。
セネガルでは落花生がたくさんとれます。普通に食べるだけじゃなくて、普段の食事にも落花生を粉にしたもが入っていたりします。
エラージと私で種と肥料を買い、農家さんには育ててもらいます。収穫された落花生は農家さん・エラージ・私で山分け。
といっても、私の取り分はエラージに渡し、住民の健康維持・増進に関する活動に使ってもらう予定なのでありま~す。
農家のおじさん。とても優しい、いい人です。
落花生の種は全部で60K。落花生のほかにもニェベという豆を作ります。
とりあえず、畑の様子を見に・・・畑までは途中、線路を歩いていきました。
この線路の終着は隣国マリの首都、バマコです。
雨季に入り、雨が降ったので沼のような大きな水溜りが出来ていました。遠くにカーズと呼ばれる藁葺き屋根の家があるのだけど、見えるかな?
村ではこのカーズという家が主流。
そしてこれが我々の畑で~す。3ヘクタール強あるらしい。けっこう広いよ。
その辺に落ちていた枝を拾うエラージ。作業がしやすいようにね、端のほうにどけておきましょう。
農家のおじさんと。麦藁帽子みたいなのをかぶってます。
違う角度から見た畑。
エラージ、ちょっと痩せなあかんのちゃう?
畑から見える村。決して大きな村ではないけど、空気もきれいで、鳥もたくさん飛んでいて、のどかでいい場所です。
これから種をまいて、収穫は10月くらい。さて、どうなることやら。
私の住む場所は街中だからね~。たまにこういう場所に来るのはいいね。
来月、また訪問して、畑の様子を見てきます。乞うご期待!!