flamboyant

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2012年6月28日木曜日

project ''MIDORI ''

今年の3月、カオラックで開発事業をしたい!!という一人のセネガル人に出会いました。
名前はElhadji(エラージ)、34歳(だったかな?)。

私の家の前で、たまたま出会ったのだけど、私がHIV/AIDSに関する仕事に関わっているというと、「そういう人を探していたんだ!!」と。

彼のプロジェクトは、外国からの支援にばかり頼るのではなく自立した社会を作ること、みんなが食べることができる社会を作ること、雇用率を向上させること、健康的な体を維持することができることを目的としています。
農業と家畜飼育をベースにして、この事業を展開していく予定ですが、とりあえず、先日そのプロジェクトは第一歩を踏み出しました~


ちなみに私は、そのプロジェクトの健康維持・促進のための住民への教育を担当します。
農業のことは、さっぱり分からないからね。

記念すべき第一号はKoungheulという場所で、カオラックからは車で3時間。
遠い場所ですが、そこにいる農家のかたで、このプロジェクトに協力をしてくれる人がいるというので、まずは経験豊かなその農家さんに落花生の生産をお願いしました。
セネガルでは落花生がたくさんとれます。普通に食べるだけじゃなくて、普段の食事にも落花生を粉にしたもが入っていたりします。

エラージと私で種と肥料を買い、農家さんには育ててもらいます。収穫された落花生は農家さん・エラージ・私で山分け。
といっても、私の取り分はエラージに渡し、住民の健康維持・増進に関する活動に使ってもらう予定なのでありま~す。

農家のおじさん。とても優しい、いい人です。

落花生の種は全部で60K。落花生のほかにもニェベという豆を作ります。
 

とりあえず、畑の様子を見に・・・畑までは途中、線路を歩いていきました。
この線路の終着は隣国マリの首都、バマコです。

雨季に入り、雨が降ったので沼のような大きな水溜りが出来ていました。遠くにカーズと呼ばれる藁葺き屋根の家があるのだけど、見えるかな?
村ではこのカーズという家が主流。



そしてこれが我々の畑で~す。3ヘクタール強あるらしい。けっこう広いよ。

 その辺に落ちていた枝を拾うエラージ。作業がしやすいようにね、端のほうにどけておきましょう。
              

農家のおじさんと。麦藁帽子みたいなのをかぶってます。

違う角度から見た畑。

エラージ、ちょっと痩せなあかんのちゃう? 

畑から見える村。決して大きな村ではないけど、空気もきれいで、鳥もたくさん飛んでいて、のどかでいい場所です。

これから種をまいて、収穫は10月くらい。さて、どうなることやら。
私の住む場所は街中だからね~。たまにこういう場所に来るのはいいね。
来月、また訪問して、畑の様子を見てきます。乞うご期待!!

2012年6月24日日曜日

友達紹介 その2

セネガルに来て知り合った友達のなかで、親友と呼べる友達の一人がTapha(タファ)。
彼はカオラックでBokk Gis Gisというダンサー集団を結成し、自分もダンスをするだけではなく、振り付けからダンスの指導、ダンスの普及活動まで、毎日ダンス・ダンス・ダンス。

喧嘩をしたこともあるし(私が一方的に怒っていたと言うほうが正しいかも)、どうにもこうにも彼の態度や言動が理解できなくて、距離を置いていた時期もあったんだけど、とにかく「ダンスといえばカオラック」と言われるくらいに、この街をダンスで有名にしたい、カオラックで質の高いダンサーを育てたい、セネガルの子ども達のためにダンスを通して何かをしたい、という熱い思いで日々、汗水を流して頑張っている彼の姿に心を打たれ、最近、また一緒に活動を始めました。



私は、彼のところに所属しているダンサーにヨガを教えています。
今現在、30人ほどのダンサーがいるらしいのだけど、普段は10人前後のダンサーと一緒にヨガをして、そのあと(元気があれば)ダンスの練習にも参加。かなりキツイけど、この時期、練習でかく汗の量は半端なく、ダイエットをかねて最近はちょっと頑張っております。



17、18歳から20代前半の子たちが殆どで、正直、接し方に戸惑うこともあるんだけど、みんなダンスが好きで、楽しいいい子達。

今日は、そのダンス仲間の一人の女の子が、お母さんからダンスをすることを反対されているというので、みんなで彼女の家に出向き、彼女の家族に理解をしてもらうため話し合いに行きました。
オレンジ色の服を着ているのがお母さん。


タファがお母さんに対して、自分達の活動の目的や内容を理解してもらえるように一生懸命説明をしたら、お母さん、理解してくれたようです。よかった~!!
一緒にいた仲間も一安心。みんないい顔してます。





ダンサーの一人が、お母さんに「今、ノガイがヨガを教えてくれているけど、ほんとにいいんだよ」 って言ってくれました。なんか、嬉しかったな~

7月の5~7日にかけて、ここカオラックでダンスフェスティバルを開催します。タファが企画したイベントなんだけど、今、それに向けてみんな頑張ってます。
このイベントが成功するように、私もできる限りのことをしよう!!

2012年6月17日日曜日

別れ その2

今日、一年半の間、一緒に過ごした仲間がカオラックを発ちました。
二年間の活動を終えての帰国です。

彼は小学校で活動をしていました。
嫌な思いや悔しい思いをしたことも、たくさんあったけど、結果的にはセネガルに来て良かったし、楽しかった、日本に帰るのは寂しいと言ってましたね。

最初の一年は、セネガル人に対して心を閉ざしていたそうです。

心を閉ざしてしまう気持ち、わかるなあ。。。

ちょっとしたことなんだけど、それに傷ついたり、腹を立てたり、思いが通じないことで苛立ったり、そんなことが重なると、「もうセネガル人はたくさん!!」ってなっちゃうんだよね~。

自分と特定のセネガル人とのあいだのことなんだけど、嫌なことがあると、全てのセネガル人が敵に思えちゃうのはなんでなんだろうか。。。

でも、彼も、一年を過ぎたころから、セネガル人との付き合い方が変わってきたと言ってました。
信頼できるセネガル人に出会って、それがきっかけだったみたい。

うん、それもわかる。

信頼できる人がそばにいるのは、安心感につながるからね。

彼との別れを惜しんで、泣いていたセネガル人の友人もいたと言っていました。

この2年間、いろんなことがあったんだろうと思うけど、最後に「セネガルに来てよかった」と思えたことは、活動も、セネガルでの暮らしも、人との付き合いも、充実していたからなんだろうな。

そして、私達、カオラック隊員家族も、ともに一緒の時間を過ごすことで絆が深まりました。
バカなこともたくさんやってきたけど、その分、思い出もたくさん。
家族が減っていくのは、寂しいことだけど、彼の新たな旅立ちを応援したいと思います。

かめちゃん、日本に帰っても頑張ってね~!!


ということで、次に帰るのは、とうとう私達(ゆいも一緒に帰ります)。。。
あと半年だからね。
この前までは、あんまり実感もなかったけど、最近は帰るときのことを考えると寂しくなっちゃう。
たくさんの人との出会いがあったし、もう会えなくなるのかと思うとね。

悪ガキのアルファともお別れかと思うと、ホントに寂しい~~~


だから、今、この時間を大切にしなきゃね。

2012年6月9日土曜日

別れ

私がセネガルに来てから、ずっと一緒に仕事をしていた職場の同僚のHassane(アッサン)が、セネガル南部のカザマンスという地域に転勤してしまいました。彼は、主にカウンセラーとしての役割を果たしていましたが、今度行く職場では、昇進して、コーディネーターとして働くそうです。

いつも穏やかで、本当に優しい人。

金曜日、カオラックで最後のお昼ごはんを、みんなと一緒に食べました~

そして、仕事を共にした4人で、記念撮影。私の隣の女性は検査技師のDiouly(ディリー)、右端はコーディネーターのPape(パップ)。

私が日本に帰るまえに、アッサンとお別れになるとは思ってもなかった~
ほんとに寂しいけど、昇進ということで、彼にとってはとても喜ばしいことです。
これからも、頑張ってほしいな。

いつ、誰に出会い、誰とお別れになるかなんてことは、ほんとに分からないものです。
みんな、それぞれの人生があるからね。
一人一人との出会いは、どれも特別で貴重なもの。大切にしなきゃなと思いました。

そしてもうすぐ、カオラックで一緒に過ごした、かめちゃん(写真 左)も日本に帰ってしまいます。
あ~ 寂し~~~ 

セネガルの家族が、どんどん日本に帰っていきます。

これから先、みんなどんな人生を歩んでいくんだろうね。


2012年6月6日水曜日

音楽コンクール

今日は同任地の小学校教諭隊員が企画した、音楽コンクールの手伝いに行ってきました~
この日に向けて、子ども達はいっぱい練習したんだろうなと思うのだけど、みんな元気があってよかっ
た!!

たくさんの生徒が集まりました。こんな感じで・・・



灼熱野外コンクール~ 
ほんと暑かったけど、一生懸命に歌う子ども達の姿に、心も和みましたね。
コンクールに出場したのは小学生だったのだけど、見学に来ていた幼稚園の子どもが飛び入り参加!! こちらもまた、可愛いかったのであります。

写真とって~と迫られ、この笑顔に負けてパチリ。

そして、優勝したクラスがこれ!! 歌うだけでなく、ボンボンを持ったり、足に手作りの楽器をつけていたり・・・優勝が分かったとき、飛び跳ねて喜んでいました。

今回のコンクールは、あと2週間ほどで帰国する隊員が企画したものだったんだけど、最後に学校の先生たちが、彼に感謝の言葉を述べていました。
いい活動をしてきたんだろうな。
今日の日も、きっと子ども達や先生の心に、何かを残していってくれたと思います。

私も残り、7ヶ月。頑張らなきゃね~

とりあえず、かめちゃん、お疲れさまでした!!

2012年6月3日日曜日

la saison des pluies

ひさびさのブログ。
先月は休暇で日本に帰り、改めて、私は今とても貴重な経験をしているんだなと感じました。
何気なく過ぎていく日々の中にも、ここでしか味わえないことが沢山あるし、いいことも嫌なことも楽しめるようになりたい!!

ある友人は、「自分が行きたくてセネガルに行ったんだから、楽しまなきゃ~」と送り出してくれました。

そうだよね~。

残りのセネガル生活もあと7ヶ月。
頑張って、その記録残しておこうと心に誓った日曜の午後・・・。

そしてその今日、雨が降りました!!
いよいよ雨季に入りましたよう~約8ヶ月ぶりの雨かな。

子ども達は大はしゃぎで、さっこく外に出て雨で水浴び。

羊は木陰でじっと雨宿り。

こちらの羊は壁にぴったりくっついて、雨がやむのを待っている様子。でもぜんぜん雨宿りになってな~い。

そして我が家の前の道は、ものの30分でこの有様。

去年の雨季は雨が少なかったし、始まるのも、もうちょっと遅かったんだよね。
今年は去年に比べて暑い日も多いし、雨も沢山降るのではないかと思われます。
この時期はマンゴーが美味しくて嬉しいんだけど、得体の知れない虫やアリに襲撃されたり、マラリアも怖いし、食べ物は腐りやすく、あっというまにカビが生えたり、いろいろ大変なのであります。

さて、今年の雨季は何が起きるかな~。